クローン病の息子の反抗期 日記

2020年夏にクローン病と診断された15歳息子の日記です。2023年4月からN高生になりました。

そういえば、家出?も

11月末、ゲームの事でバトルとなり、
息子が同級生の家に家出しようと電話をかけようとした。
夜も遅かったので止めたが、自室に行ったと見せかけ、外に出ていってしまった。
帰ってこない…寒いぞ…
よからぬ事が脳裏に浮かぶ。
たまらず探しに出た。トラックの中、じいちゃん家、ベランダ…
いない。
前に一度外に出てって、脚立で2階のベランダへよじ登って自室に入った事があった。夜で暗くて、想像しただけで背筋が冷たくなる。

今回はいない。
その友達の家に行ったのか?
お友達の家に電話をかけた。
お母さんが出た。お友達に変わってもらって確認したら来ていないって。このお友達もあんまり学校きてないお友達でね。ネットで繋がっていたんだと思う。
電話を切ってね、また探しているうちに、帰ってきた。庭のコンテナに入っていたらしい。
寒くて、出てきた。
が、車の中で寝るといって聞かない。
寝袋もって車の中へ。ほっておく事にした。
寒ければ帰ってくるだろうと。とりあえずホッとしました。
お友達のところに、再度電話した。
お母さんがすぐに出てくれてね、事情を話しました。その家の息子さんも2学期から不登校に。気持ちすごくわかる、と言ってくれた。一緒に探すことも考えてくれてたそう。
その子も話せば普通の子で、小学校の時から知っていて賢い、優しい、ちょっと変わった子だった。今は自分のやりたい事を学校へ行くよりも優先している。それをお母さんは受け入れていた。そう思えるまで、どのくらい葛藤があっただろう。
涙がでる。

学校が全てはない、って本当に言えますか?悩む、ずーっと悩む。
勉強だけでなく、『社会』も学ぶよね。
コロナでその社会も随分変わった。これからも価値観変わってくるよね。
今でも行けるなら学校は行った方がもちろんいいと思っています。
教養大事だし、元気な暇な男子は何するかわかんないから。
昔の元気(不良:めっきり死語かな)くん達は、授業受けなくても、毎日制服きて学校きてた。楽しそうに遊んでた。今思えば居場所や友達を求めて・・・は必要だよね。
今は外にその許容はないけど、家の中は快適過ぎる。。。

親としていろいろ考えますね。
でも本音は、やっぱり、学校行ってほしい。

で、うちの息子は車中泊を2泊。昼間は家の中。
そして、満足したらしい。